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Quick Questions – MDが語るPEキャリアのヒント

  • Writer: Atlas Recruitment K.K.
    Atlas Recruitment K.K.
  • Apr 15
  • 4 min read

今回のゲストは、10年以上にわたりプライベート・エクイティ業界で実績を積んできたマネージング・ディレクターです。日本の大学を卒業後、グローバルな経営コンサルティングファームでキャリアをスタートし、その後海外でMBAを取得。現在は、投資業務における豊富な経験と長期的な視点を活かし、キャリア形成やスキルの磨き方、日本の投資環境について語っていただきました。


1. キャリアの初期を振り返って、「もっと早く取り組んでおけばよかった」「こうしておけばよかった」と感じることはありますか?


すごく基本的な話ですが、大学生時代にもっと英語を勉強しておけばよかったと思います。私は新卒でコンサルに入り、仕事も忙しかったですが、成長という意味でも英語以外にも読むべき本とか、活動があり、それらに時間を使いたかったのですが、英語ができないことで英語に時間を割かざるを得なかったことは、「こうしておけばよかった」と思うことです。

あとは、もし将来的にPEを見据えているのであれば、コンサルの人はFinancial modeling や財務系の知識を、投資銀行の人はロジカルシンキングやプロジェクトマネジメント&ピープルマネジメントを意識的に学んでおくとよいと思います。私はコンサルだったので、モデルづくりとかそれなりに苦労しました。しかし、PEに行くならばモデルは必須です。



2. 優秀なアナリストやアソシエイトに共通して見られるスキルや資質には、どのようなものがありますか?


誰もが最初から優秀というわけではないですし、若い人は成長できると思います。なので、優秀な人は、成長する意欲やガッツが一番の特徴かと思います。あとは、受け身の人よりも、プロアクティブにどんどん提案する、追及する人の方が成長も早いです。関連して、仕事に対してのオーナーシップを持っているかは非常に大事です。若い人でも、自分の仕事にオーナーシップを持っていると、仕事を任せやすいですし、ありがたいです。小さいチームで仕事することが多いので、なおさらです。



3. 投資関連業務の実務において、若手が誤解しがちな点や、実際とのギャップがあると感じる点はありますか?


派手っぽい世界ですが、かなり地味な作業も多いことと、その地味な作業がめちゃくちゃ大事ということでしょうか。



4. 現在の日本の投資環境において、長期的に魅力的だと感じる分野や機会はどこにあるとお考えですか?


資産運用立国にするという方針になってから、企業は株主のことをより考えなければいけなくなり、同意なきM&A提案や、アクティビズムも広がってきています。この上場株投資や、非公開化含むPE投資は魅力的と思います。セクターで言えば、日本のマクロ環境にあったジャンルが魅力的かと思います。少子高齢化や、デジタル化などです。



5. プライベート・エクイティ業界を目指す方にとって、長期的な成功を収めるために必要なスキルや考え方を身につけるうえで、有益だと感じる初期キャリアの経験や職種にはどのようなものがありますか?


一般的な回答になってしまいますが、コンサルやIBDかなと思います。一方、新卒PEというのも、教育がしっかりしているところであれば、悪くないかもしれません。日本で、しっかりと教育できるPEがどれほどあるかわかりませんが、いくつかはある気もします。



6. キャリアの初期に取り組んだ研修、参考にしたリソース、あるいは習慣の中で、現在の働き方に大きな影響を与えているものはありますか?


名著とされる本は当時読んで、今でもその考え方はすごく有益だと思います。もちろん、最初の職場での考え方もコミュニケーションの仕方なども、今すごく財産になっています。20代でどれだけ学び、30代で自ら実践してみて成長し、40代でさらにステップアップし実践しつつも組織を育てるという感じでしょうか。20代の苦労や学びはすごく活きています。



 

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