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Writer's pictureAtlas Recruitment K.K.

キャリアインタビューvol.5: 不動産業界へ足を踏み入れる




アソシエイトAさん:不動産アクイジション・アナリストとなる以前は投資銀行部門にてキャリアをスタートし1年半勤務。現在は不動産業界での経験は2年以上となる。

 

今どんな投資戦略に基づいて業務を行っていますか?(例:コア、バリューアッドなど)


Aさん:前職は主にレジを対象としたコア、コアプラス及びバリューアッドの投資に携わっておりましたが、今はオフィスやリテール等の長期コアとコアプラスの投資を見ています。



不動産業界へ足を踏み入れる前は、IBDのアナリストをされていましたが、アクイジション・アナリストとしての最初の一年で、どんな業務が成長カーブが大きかったでしょうか?


Aさん:投資銀行の業務は不動産関連ではなかったため、当初アクイジションの仕事を始めた際は不動産の基礎的な知識の取得と不動産のモデリングに慣れるよう励みました。また、投資銀行では案件全体を見る機会があまりなく、案件の一部しか経験できませんでしたが、不動産では一人でソーシングからクロージングまで全て一貫して経験できたことはすごく貴重な経験だったと思います。



ディールサイクルの中で一番忙しい時期はいつですか?またその時期の典型的な一日の流れを教えてください。


Aさん:クロージングの時期、特にIC(投資委員会)の直前が一番忙しい時期です。午前中はモデルの最終版の作成やICメモの作成等、社内稟議のための業務が主であり、午後は主にER(エンジニアリングレポート)会社や鑑定会社等との連携に加え、売主やレンダーとの交渉及び各種契約書の作成・レビューに時間をかけることが多いです。



エクセル以外に普段どのようなオフィスツールをよく使用しますか?


Aさん:エクセル以外では、資料作成時はパワーポイントを頻繁に使用し、各種契約書等のレビューの際はワードを使用することが多いです。



これまで突然課せられたアドホックのタスクがあれば、それについて教えてください。


Aさん:投資家からのリクエストや質問が頻繫にあるため、市場調査や物件固有の質問はもちろん、細かいリーシング戦略や物件の運用等についての質問についてアドホックに調査・対応しています。



アクイジション・アナリストのポジションの面接を行うとしたら、面接官としてどんな専門的な質問をしますか?


Aさん:不動産のアセットタイプについての理解度や不動産マーケットに対してのご本人の考え等を質問したいです。



多くの不動産投資ファンドが採用面接の一つとしてモデリングテストを行いますが、不動産業界以外からの方がこのテストに備えるにあたって、どんなアドバイスまたはリソースを勧めますか?


Aさん:アセットタイプごとにモデルが異なるため、色んなアセットタイプのモデリングを回してみるのが良いと思います。モデリング研修のリソースは様々だと思いますが、BIWS(Breaking Into Wall Street)等の研修は色んなアセットタイプのモデリングを経験するのにお勧めだと思います。




日本の不動産マーケットの最新情報を得るためにフォローしているニュースサイトやイベント、その他のリソースがあれば教えてください。


Aさん:日経不動産マーケット情報やMingtiandi等のニュースサイトは常にフォローしています。




不動産業界に足を踏み入れた動機、きっかけは?


Aさん:元々不動産業界には関心があり、セルサイドに携わっている時もいつかはバイサイドでの業務をしてみたいと考えていました。実際不動産業界に足を踏み入れてみて感じたことは、アセットタイプごとに投資スタンスや戦略が異なり、同じアセットの物件だとしても様々なイシューや論点等があるため、非常に学ぶことが多くてやりがいがあり、成長カーブも大きいと思います。

 

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